山崎努とミッキーマウス(海岸にて)

ミッキー:(明るくとぼけた声で)「山崎さぁん、あの二人きっと幸せになるよね。」

山崎:(ひたすら渋く)「俺はそうは思わん」

ミッキー:(ちょっとびっくり)「へぇ〜、どうして?」

山崎:目の不自由なあの少女には、あの男だけが自分の世界なんだ。だが手術で少女の目が見えるようになれば・・・」

ミッキー:「おい、プルート!やめろよ。砂をかけるなよ、あはは。」

山崎:「世界が見えちまうんだ。・・・そのとき少女にはあの男がどう写るかな。」

ミッキー:「やったなーこいつめ!えいえい、あはは」

山崎:「結局男は自分が少女のハンディキャップにつけ込んでいたと考えるかもしれん。つまり自分が許せなくなって・・・そうはおもわんか?」

ミッキー:「ははは、ははは、ははは」

山崎:「上陸作戦のときには何人も死んだ。ドイツ兵の要塞は守りが堅くて・・・俺たちは機関銃の弾とはらわたをかきわけて進んだんだ。

ミッキー:「うふふ、よせよプルート、舐めるなってば、ひひひっ」

山崎:「サメの目を見たことあるか?真っ黒で人形みたいで・・・そいつが人を食うときだけひっくり返って白くなるんだ。」

ミッキー:「世の中、金だよね。山崎さぁん。」

山崎:「そいつは、どうかなミッキー」

 

11月21日(土)

ドンガンドンガンドンガンドンガンバンバンバンドカドンバン

 「池田ぁ〜!開けろ。いるのはわかってるんだぞ。いないフリしたって無駄だぁ〜。とっとと出てこい。はん!そこにいるんだろ!わかってんだよ。今日はお前にとって大事な日だもんなぁ。今日という日をずっと前からまってたんだろ。だがな、そんなこたぁ知ったこっちゃねぇんだ。・・・俺がいるとマズイのか?だろうな、計画がまるつぶれだもんな。とんだおジャマ虫ってわけか。だがそんな虫にも一寸の意地ってやつがあるんだ。おい・・・あけてくれよ・・・そうか、そんなにまで俺を邪魔者扱いするのか。・・・わかったよ。・・・いいんだ、俺が間違っていたよ。もう帰るから嫌わないでくれよ。じゃあな・・・。

・・・って帰るとおもってんのか!おうっ!いいからとっととあけろってば!

俺にも「ゼルダ」やらせろぉぉぉぉぉぉ!池田ぁぁぁ!!!」

 

11月23日(月)

 今日はコミティア

ビッグサイトで同人誌を売っていると外人がやって来た。聞けばフランス人とかで、ハゲとメガネの二人組みのくせにカッコイイのは「さすがアメリカのオタクとはちがうなぁ。」と、感心する。

ひとりが「ガラスのやかん」を手に「この本を描いた人を探している。」と言うので「僕です!」と胸を張って答える。

あなたのは個性的ですネー」

「とても良いでス」と、日本語で誉めてくれたので

「ゲイリー・ローソンが好きなんです。」と、答えると、

「あーーわかるわかる」と納得している。やっぱりフランス人は偉い。ヒッチコックを再評価し、フィリップ・K・ディックをいち早くSF界の巨人と認めた偉大な国民に乾杯だ。

 ひとりがスケッチブックを手渡す。

「描いていただけますカー?」

「もちOK!で、何を描きましょう。」

「このオンナキョーシ描いてください。」

スケッチブックの前の方を見るとオタッキーな絵がいっぱい。

ちくしょーモンテスキュー!!

 

 

バニシングポイント

「灯油〜灯油〜」

高速で走る灯油販売車。なんと18リットル560円。だが未だかって誰も追いついた者はいない。

声が近づいてきた。赤い灯油タンクをひっつかんで外に飛び出す。いた!目の前だ。だが販売車は僕に気がつくと急にスピードを上げだす。待てっ!

ひとりの主婦が前に回りこむ。

グシャ!!

頭が卵のように轢き潰され道路に赤いタイヤの跡が残る。

近所の老人が後部のタンクに跳びついた。

車は急ハンドルを切り、老人は弧を描いて飛んで行く。ガシャン!

走行中のタクシーのフロントガラスに頭から突っ込んだ。タクシー運転手の頭があったあたりから血しぶきが上がり、タクシーと灯油販売車が接触する。

いっせいに近所の主婦やおじさんが飛びかかる。

販売車がバックして彼らを植え込みに振り落とす。タクシーとの間に押しつぶされたオバサンが悲鳴を上げる。

「今だ!」タクシーの屋根から飛び移った僕は給油ホースにしがみつく。喜声をあげる。

「ろっぴゃくえええ〜ん、ありまああ〜すぅぅ!」

灯油タンクに給油しようとしたが、ホースにトリガーが付いていない。

ああっ、これじゃあ給油できないよぉ。車が急発進する。

前方に人影。

さっきつぶしたオバサンの亭主だ。手にショットガンをかまえている。

「BANG!BANG!」

僕が飛び降りると同時に車がを吹きだす。

火だるまの車がおじさんに突っ込む。

火だるまのおじさんと車はガーデニング専門店、「イカルス工房」に突っ込み小人と噴水が火を噴き上げる。

灰と化したガーデン。僕はカラのタンクを手に帰途につく。

「来週こそは」と600円を握りしめる。

 

 

聖なる人

「救世主いりませんか?」

「うち、間に合ってます。」

「病気とか治しますけど」

「夫婦とも健康ですから。」

「腹減ってるンですけど・・・魚とパン貸してください。返しますから。」

「増やすんですか?」

「ええ」

「パンしかないですよ。食パン」

「じゃあ、それでいいです。」

「パンと魚、合いますか?」

「魚サンドで・・・」

「うげ」

「どうもありがとうございました。」

「いえいえ」

「お礼に水道の水をワインに変えときましたから。」

「やめてくれよ、コーヒー飲めねえじゃん!」

「じゃあコーヒーにしときましょう。」

「水でいいってーの」

「じゃあ牛乳」

「牛乳で頭洗えるかっ!あ、でも風呂なら・・おい!おい!水にもどせ〜

あ〜いっちゃった。どーすんだよ、これ」

「こんちわー救世主ですが」

「また来た。も〜最近多いんだよな!」

 

 

天声人語

 今,若者たちのモラルが問われている。

秋葉原、虎の穴一号店4F成人マンガ売り場はエロまんがを愛する者たちのメッカである。そこで人々は真の自己を探求し、見知らぬマンガ家たちの技量を表紙だけで推測し、また時にはレジそばの雑誌コーナーで作者たちの情熱を確認しつつ神秘のビニールに包まれた本棚の作品群に向かうのである。その聖地を最近,土足で踏み荒らす若者たちがいる。

 彼らはいずれも十代に見え5,6人の束で行動する。店内に入るや大声で笑い、語り合い、はしゃぎあう。気恥ずかしさの裏返しともとれるが一般の愛好家から見れば迷惑以外のなにものでもない。これに比べればベトナムの聖地にエロ本まがいの服装で立ち入り逮捕されてしまった本田美奈子のごときですら遥かに良心的と言えよう。また,彼ら自身、時がたてば若かった自分の傍若無人ぶりを後悔するに違いない。愛好家たちは彼らを黙って見過ごすべきではない。先日、筆者も勇気をふるい起こし騒がしい一団に注意したところ、彼らが何を言っているのかさっぱり理解ができなかった。パニックが過ぎると若者たちがハングル語で話しているのがわかった。エロ本屋での若者のモラルの低下は万国共通らしい。

ってゆーかエロ本屋はビニールはずしやがれ。

 

リサイクル野朗

 切り開いた牛乳パックと白い発砲スチロールの容器をリサイクルコーナーに持っていったところ,グリーンピースに紹介される。前々から環境問題に心を痛めていたので喜んで参加を希望。2時間半にわたる特殊訓練を受けた後,グリーン・ベレーをもらう。

そう!僕はグリーン・ベレー・ピース!

グリーンピースの特殊部隊だ。タバコのポイ捨てをする奴にそっと近づき咽を切り裂く。ジュースの缶を投げ捨てる女子高生の脳天に弾丸を叩き込み,犬の糞の始末をしないやつ・・・でも糞は土に環るから・・・保留だ。

ややっ、あの主婦は燃えないゴミの日に燃えるゴミを出しているぞ。さっそくゴミ袋を手にドブス主婦の家にゴー!

ピンポーン、ガチャ

「おまえかぁー!このゴミ袋はー!」

玄関に出た主婦にゴミ袋を叩きつけブラックジャックで体中をメッタ打ちだ。

買い物に行く途中、バスから降りた主婦が傘のビニール袋をポイ捨てするのを目撃。そっと後をつける。 

 

キングアナル

ちょっと昔の話になるがAV女優の森川いずみ嬢は業界一マンコが美しいというのを聞いたことがある。ちなみにいずみ嬢は業界一不幸自慢もうまいという薄幸の美少女でもある。

そろそろ幸せになられたであろうか。ファンとして彼女の幸せを切に願う。 

さて漫画界一アナルの美しい男はだれであろう?わたしは徳光康之氏を強く推薦する。

 彼のアナルは実(まこと)に美しく、見苦しい尻毛など一本も生えていないことは言うに及ばない。もちろん黒ずみや、それに類する色素の沈着も見当たらない。35歳の男としては、まことにあっぱれと言うほか無い。

 うっすらとピンク色の谷間にひっそりと口をすぼめているその様子は、実につつましやかで「高貴」とさえ言えるだろう。その口は、まだ軟便以外の物を通したことがなく,小さく、そのくせ『目立たない』とは言わせない存在感がある。時々細かい収縮を見せ,何かを語りたがっているようにも見える。この可愛らしいアナルが排便時にはぷるぷると震え、精一杯口を広げて茶色いものを通した後、何事もなかったかの様に再びすぼまり、黙してトイレットペーパーを待つ姿を想像するのは容易である。

 だが読者諸氏よ。聞き給え。そのトイレットペーパーにはサニーナがスプレーされているのだ。(とりのエサ3参照)

サニーナとは「やさしくふきとり、スッキリ清潔」お尻の消毒スプレーだ。

 まさに優雅な白鳥は水面下で必死で水をキックするかのごとく、美しいアナルにも同様の努力を要するのだ。

便所は汚くともアナルは美しい徳光康之氏に私は惜しみない拍手を送りたい。

12月11日

 「うわーっスゲースゲーッ、池田のお兄ちゃん!

お兄ちゃんのとこ、なんでこんなにゲームがあるの?」

「それはね、ここがゲーム天国だからだよ。」

「江戸家小猫は?」

「それはゲーム王国

「64もサターンもプレステもゲームボーイ・カラーも・・・ああっ

ゼルダだぁ〜ゼルダァ〜」

「その馬に乗ってごらん」

「うわああああっ手がぶるぶるするよぉ〜」

「君が今欲しいゲームはなにかな?」

「えーと、えーと、エアガイツ!」

「じゃあ、ちょっとインターネットで見てみよう。ふんふん、

これがエアガイツ情報か」

「きゃああああっこれがクエストモードだね!」

「はっはっは」

「お兄ちゃん,ぼく毎日ここに通っていい?」

「だめだね。」

「回数券か何かないの?」

「ないよ」

「どうしてお兄ちゃんは毎日ゲームばかりしていられるの?」

「お兄ちゃんはノイローゼでお金を稼いだからさ。」

「ノイローゼってお金になるの?」

「バカだなぁ、君は。マイケル・ジャクソンもハワード・ヒューズもノイローゼでお金持ちになったのさ。

「本当?」

「ロックフェラーもロスチャイルドもカーネギーもポールゲティもハーストも三井もメディチも歴史上の金持ちはみんなノイローゼで富を築いたんだ。」

「ぼくもノイローゼになるう!」

「がんばれよ」

 

 

12月17日 (木)

 『エアガイツ』を買った。

「ポスターが付きますよ」とオカジマの店員が言ってくれた。

嬉しい!鬼子母神陽子だといいな。

 店を出てポスターを広げて見ると、

クラウドとティファとユフィとセフィロスとビンセントが並んでいる。

「おっと・・・、おっちょこちょいの店員さんめぇ。」

ニガ笑いをしながら、とって返す。

「もしもし、これ『ファイナル・ファンタジー』のポスターでしたよ。

『エアガイツ』のポスター下さい。」

「いや、これ『エアガイツ』のポスターですよ。」

笑いが凍りついた。

「き・・君ィ、『エアガイツ』っていうのはだね、『ファイナル・ファンタジー』とは別ものなのだよ!『トバル2』のスタッフが新境地を開拓しようとして・・早すぎて・・・あんまり人気なくてだねぇ・・」

「エアガイツのポスターですってば。ほら、『EZ』って書いてあるでしょ。」

「ちっ、違う!これは『FFZ』のポスターだぁ〜っ」

 店員に掴みかかると神羅のソルジャーたちが襲いかかってきてつまみ出される。

「スクエアめぇ〜〜〜」

 涙で汚れたポスターをビリビリに引裂いてその場を立去る。

 さらばドリーム・ファクトリー。

僕が唯一できた格ゲーの創造神たちよ。

 ああっ「クラッシュ・バンディクー3」も出たんだ!

きゃー空中戦おもしろーい。

 

 12月19日 (土)すすめパイレーツ

 徳光は『パイレーツ(だっちゅーの)』を憎んでいた。なぜ自分にこれほどまでに人を・・しかも女を憎めるのか?自分でもわけがわからなかった。

 やつらのカメラに対する目の中の「おびえ」に関係があるのだろうか?

 なんの準備も無くスターダムにのし上がった当惑と恐れがおれをイラつかせているのだろうか。フロイト、ユング馬鹿の長谷川がまた「コンプレックスの投影」とか、おれを勝手に分析、評価しそうなネタだ。それも含めて気に入らない。

「乳離れ〜」というウケるわけもない新ネタがさらにイラつかせるではないか。

「お前らは巨乳じゃない!」

吐き捨てるように言う。

 特に右側の女がムカつく。あのヤル気のなさ。死んでしまえ。

 左の女は・・・やっぱりムカつく。

「真ん中の女は、そうでもないか・・・」

 徳光はポツリと呟いた。

 

 

『それは3つ目の欠点ではないのか。』

 女房が美容院に行った。

店員がおばさんにシャンプーを勧めていた。

「このシャンンプーを使えば、使い終る頃には、

くせ毛も綺麗〜〜なストレートヘアーになるんですよ〜〜。

・・・でもこのシャンプーには2つだけ欠点があるんです。

ひとつは、あんまり泡が立たないんです。

もうひとつは、一度でも途中で他のシャンプーに変えちゃうと、

また最初からやり直しなんです。」

「それでお値段は?」

「9千円です。」

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