日記13

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6月 何の絵

これなんの絵だ。

正解は娘が描いたパパの絵なのだ。

なんで怪獣に食べられているのか。実は食べられていない。顔の下の赤いのは服の襟だ。赤い襟の服なんか持っていないぞ。で、随分ケツあごだなぁ。長嶋監督みたいだ、と思ったら、これも襟だそうだ。ゴージャスな服を着ているのだ。

んじゃ怪獣の目みたいなのは?正解はパパの乳首。前に一緒に風呂に入ったとき「男と女の違うところはナニ?」とエロ質問したら「男の人はオッパイに毛が生えているの」と答えた。だから乳首に毛が生えている写実的な絵だ。服を着ているのに。

スーパーいなげやに飾られる幼稚園の父の日の絵はもう少し普通の絵にしてくれ、乳首に毛を生やしているのがご近所にばれる・・・って、祈ったら普通だった。TPOを考えたか。偉い!

5月 都市でんせーつ

ブックオフに行った。4歳の娘にいつも布団の中で
「怖いお話してー」とねだられるので100円で「都市伝説」の本を買った。
150話くらい短いのが載っているので寝物語に丁度いいぞ。
でも怖くないのもいっぱい載っていた。

「ペン回しができるようになると受験に落ちる。」
「紫の鏡」という言葉を二十歳までに覚えていると不幸になる。」
「グループ写真でいつも真中にいる人は早死にする。」
「いつも独り言を言っている人は禿げる。」
「佐川急便の飛脚の赤フンドシの白バージョンを見つけて触ると願いがかなう。」
「黒猫宅急便のトラックに一日三回前を横切られると不幸になる。」
「耳鳴りがする時は幽霊が近づいてきている。」
「午前0時に合わせ鏡をして13三番目に映っているのは自分の死に顔。」
「携帯電話を使い続けるとガンになる。」
「ホテルの絵の額裏にお札が貼ってあると、そこは幽霊が出る部屋。」
「メンソールタバコを吸いつづけるとインポになる。」
「スカイラークの看板のヒバリのキャラクターの隣にタマゴが書いてあれば、そのことをこっそり店の中で店長に言うと、コーヒーがタダになる。」
「東京タワーはまだ建築中」
「電話ボックスで変造テレカを使うとドアが開かなくなる。」
「交通標識の!があるところには幽霊が出るので注意」
「テレビの砂嵐を30分見ていると死ぬ。」
「砂嵐を30分見ていると殺人現場の3Dの絵が見えてくる。」
「NHKの砂嵐をしばらく見ているとたくさんの名前が表示される。それは受信料未払い者の氏名。」
「口裂け女に出会ったら「ポマード、ポマード、ポマード」と三回唱えると帰ってくれる。」

ちなみに漫画家の板垣さんは「ピアスの穴から出ていた白い糸みたいなのをひっこ抜いたら目が見えなくなった」という都市伝説を聞き、面白がって「刃牙」の「紐切り昂昇」というキャラを作った。アシさんに聞いたからガセじゃないぞ。

3月 コロコロ

税金を青色申告してもらった。女房に。

東村山の税務署が金を取って貸し出しているソフトがクソで、数字をひとつ入力すると1分ほど考える。1か月分の出費の一覧を出すだけで1〜2時間考える。途中でスクリーンセーバーが起動するとバグる。こんなモノを公費で作るから馬鹿扱いされるのだ。しかも推奨してやがる。

家のパソコンは液晶のモニタは焼け付きやすいのではとの俺の恐怖から、1分でスクリーンセーバーが起動するように設定してあった。

女房はセーバーのはずし方を知らないので12ヶ月ぶんの表をだすのに一日中、マウスをコロコロ動かしていた。用事があったり、トイレに行く時には、娘が命じられて、ずーっとコロコロしていたそうだ。

憐れなり。

3月 メモるな

日記を更新しない時でも、気が付いたことはメモしておく。

ただし溜まると、後で読み返したとき何のことだかわからなかったり、面白のポイントが不明だったりする。

「泣いた順に女子を犬公園に連れてゆく。」

もはや意味がわからん。後で読めば思い出すだろうなんて思うな。俺。

「ひよこムシ」

これはわかる。娘(4歳)が描いた絵を指して言った。でもどんなデザインだったかは忘れた。なぜ絵もメモらん。

「ジャネットに続いてポールもはみちん」

去年のスーパーポウル中継でジャネット・ジャクソンがおっぱいポロリしたので、今年は爺なら安心だろうとP・マッカートニーが歌った。きっとこうなればいいなと願って書いたのだろう・・・が、願ったことをいちいち書くな。

「パソコンは嫉妬する」

本当か?マッキントッシュでよくあるらしい。新機種を買おうかなと思っただけで、調子が悪くなるそうだ。

「やたら唾を吐いたり、電車でゲーをするエイリアンは嫌われる。」

間違いない。だが、これを面白いと思ってメモっている俺が気の毒だ。

「カブトムシのメスはクワガタ」 「ライオンのメスは虎」

アニメ「シンプソンズ」の台詞で「メスのヤギなんていないわ。メスのヤギは羊よ」というのがある。これを話したところ、カラーを塗って貰っている海野さんは「カブト」について、アシの長島君は「ライオン」について、わりと最近までこの誤解をしていたことを告白した。まーね。俺も確かめたことはないから馬鹿にできんけど。

「なかにし礼はSM好き」

アシの坂上氏の言葉。本当だろうか。「有名な話ですよ」と言われた。昔はポルノ映画の男優とかもやってらしたしなぁ。

「オヤジギャグを勉強すること」

する。・・・しかしなぜ?

2月 描くの待った。

「青狼記」の原作が届いた。絵コンテを切って送ったところ、編集さんがラスト4ページの原作を変えたいと言ってきた。

父親が行った国から来た男に会ったのに、父親の安否を気遣わないのはおかしい、という理由。

そりゃそうだが、3日待っても直し原作が来ない。

「ナポレオン」を進めるからいいのだが・・・

「いやー、うちの親父元気ですか」という台詞を入れるだけでは?

↑画像にリンク

 

2005年1月 カジメちゃん

突然思い出した。長谷川の故郷の名産にカジメがある。海草だ。乾燥昆布みたいにぱりぱりしたのを、味噌汁に入れるとドロドロのなめこ汁みたいになって美味い。

またペースト状にした製品「カジメちゃん」は熱いご飯に付けて食べるととても美味しい。

しかも「カジメちゃん」はリーズナブルだ。

なにがリーズナブルかというと、食っても食っても減らないのだ。

???と思いつつ毎日食うが、翌日には蓋すれすれまで量が戻っている。

ある日冷蔵庫の中から「ポンッ」とはじける音がし、開くとびっくり。カジメちゃんの蓋がはじけ飛んで、中身が溢れ出していた。「孔子暗黒伝」の視肉みたいだ。

また食いたいのだが、親に送ってくれと頼むとダースで送ってくるからなぁ。

8月 グランダメダメ戦報

編集部経由で「大陸軍戦報」のコダマ氏より初アドバイスをいただいた。

「当時のフランスでは手を目の上にかざす敬礼はありません。直立して踵を鳴らせたり・・・云々」

ぐわっ。

そうだ、敬礼はどうだろうと悩んだ記憶はある。で、なんか見て「これでいいや」と思った記憶もある。アベル・ガンス・・・?・・・もしや。あー、池田理代子のナポじゃ、ずっと手で敬礼してるじゃん。

コダマ氏のアドバイスがもうひとつ。当時のフランス軍では上下関係が今ほど明確ではなく、もっとぶっちゃけたみたいなカンジ・・・みたいなー。

やーね。池田ちゃんってば、あんたみたいな将校が間違えると、あたしみたいなロボット3等兵がハチの巣になるのよ。気をつけなさい!

・・・・・・・・・ブルブルブルブル。

8月 闇の客人

娘が「オママゴト」をするからこっちへ来いと言う。もー夜中の12時だぞと思いつつ、へいへい従う。

LEGOブロックで門みたいなのを作り、くまのプーさんとロードス島の巨人のフィギュアをくぐらせている。

巨人はなに?と訊くと「鬼」「見えないの」と言う。

門を、これは何だ?と訊くと「じんじゃ」と言ってプーと巨人を踊らせている。

あーそうか。気色悪い表紙の本を見つけると「読んでー」と持ってくる習性のある子だから、ずっと前に読んでやったっけ。

とりあえずロバのイーヨで参加。

「ありゃ違うんじゃねーかな。やっぱり鬼門を向いとる。」

3歳児にしては高度なオママゴトするじゃないか。

8月5日 レインボープール

2日ぶりに休暇をとる。娘ははじめてのプールだ。

前の日と翌日は猛暑と言うのに、この日は26.7度。ぶるぶる寒いよぉ。娘は歯をガチガチいわせ、唇も紫というのに、「寒い」と言うと、帰ることになると気が付いたらしく、「寒い?」と訊いても、ぶんぶんかぶりを振る。

バスタオルをかけてやろうとしても、震えながら「いらなーい」だと。どうやら浮き輪を持ってやろうとしたのを「とられる」と思ったらしい。

ウォータースライダーに娘と乗ると、恐怖で引きつっていて面白かった。

波のプールでも引きつっていて波が高くなると浮き輪にしがみついてジタバタする。面白くて、こちらはサディスティックになる。こんなひどい目にあっても娘は帰りたくないとはマゾ?

8月3日 りあるアルマジロ (チンチンは長い)

一年ぶりに休暇を取る。家族でサンシャイン水族館に行く。潜水服のおねーさんが狭い穴から、でっかいウツボを引きずり出してビックリだ。

娘はアザラシを追いかけて水槽の前を走り回っている。

動物もいる。アルマジロが寝ているのをみて驚いた。グンニャリ、ブツブツがあって、毛が生えている。甲羅の下は完全にでっかいタ○キンではないか。なぜこいつがテレビにあまり露出しないかわかったぞ。

女房に「ふぐりだぁ」と言ってあっさり無視された。

わかってないなぁ。タマ○ンは40年間いじっても飽きない、面白いものだぞ。だからおもちゃにすれば売れるはずだが、そのままデザインしても捕まるからー、アルマジロをリアルに作って売ればいいのだ。

こいつはひょっとすると、ひょっとするぞ。

   8月 ツーロン戦

イメージがあんまりわかないので池田理代子のナポレオンを久々に見てみた。おお、なんか違う世界。デュゴミエ将軍が素敵なオジ様だ。

あれっ、ナポレオンが

「ミュルグラーブ砦を陥落させ、その背後のエギエット要塞を占領しよう」

と計画を話している場所はエギエット要塞じゃないか。そこから船を撃てばいいのだよ。・・・俺が池田女史から学ぶべきは、関心の無いことには思いっきり無頓着になれる、この神経の太さだ。

池田ナポは後半太った蛙みたいだ。タレイランやアレクサンドルは素敵なロマンスグレイ。池田女史はあまりナポレオンのことを好きじゃない、間違いない。

6月 祝、エドモンド・ハミルトン生誕百年

岩崎書店の「冒険ファンタジー名作選」を買った。

子供のころ胸躍らせた「SF子供図書館」シリーズの復刻だ。

字が大きくて読みやすいなぁ。

娘3歳は箱をみてロボットだと思ったらしく、開けてガッカリ。

「なんでおもちゃじゃないのぉ」

読めるまであと5年はかかりそうだ。

残念なのは挿絵がマンガになっていること。

竹本泉と山田卓司以外わかってないなあ。

描きたいシーンを描くんじゃないんだよ。

この絵はどんなシーンだろうとわくわくさせて

ページをめくらせろ。

http://www.kuusoushounenn.jp.org/iwasaki/main.html

 

2004年4月10日

入園式の夜、午前3時か4時。ふと目が覚めると「ひーっ、ひーっ」と泣き声が聞こえる。ギョッとして隣を見ると女房が泣いている。ボロボロ涙が枕に滴り、鼻水まで。

前に住んでいた団地の下の階の奥さんと立ち話したのを思い出した。

「うちの子、夜泣きがすごいんですよー。なんとかなんないすかねー」

「あらー、うちのも凄かったけどすぐなおっちゃったわよ。でも幼稚園に入ったら、また始まったの。いろいろストレス感じちゃうのね、きっと。」

まさか女房が、とはー

大方、我が子が入園で自分の手を離れるのを感じ、子供が死んだ夢でも見たのだろう、と思い起こし「どうしたの?」と訊くと、しばらく嗚咽し鼻をすすって、

「夢であなたと喧嘩して、酷いこと言われたぁぁ」

し、知るかー。何て言ったんだ、俺。

2004年4月10日

入園式。10500円の背広を買って行く。今日一日破れずにもってくれ。

新入園生は23人×3クラス。まったく言うことを聞かない3歳児を23人も操るとは神業だ。先生はスゴイ。

小さな会堂に新入生を入れ、そのあとじーさん、ばーさんまでもくっついてきた保護者を入れると通勤ラッシュの状態で子供たちの頭すら見えない。後ろを見ると鉄格子によじ登った背広たちが、皆同じポーズでビデオ片手に並んでいた。なぜか全員半笑い。シンクロナイズド・スイミングだぁ。前が見えないので、その液晶画面を下から覗く。

園長先生が話し始めるとすぐに、足や股の間をシャカシャカと、四つん這いの脱走兵たちが蜘蛛の子のように散りはじめた。捕まえて戻せー。

2004年4月9日

幼稚園入園前。

ベレー帽とスモッグとカバンを身につけ幼稚園に行く演習を延々とやっている。「おはよーございます」「はせがわたつきです」「さんさいです」

カバンから弁当袋を出して弁当を取り出しパッキンを開けるまでに必ず弁当箱や箸箱の中身を床にぶっくら返す。実際は拾い上げて食べられないのだよ、ムスメ。教室でべそをかく姿が目に浮かぶなぁ。

2004年2月

小島剛夕ブームなので、「首斬り朝」も買った。二十代の時にも読んだのに・・・ストーリーだけ読み飛ばしていた。、今回は自分の絵が劇画に近づいているためか、ページをめくる度に「うわっ、うわっ」と剛夕の絵に圧倒される。下書きなしで描いていた・・・という伝説があるが、信じがたい。

3歳の娘が「これ何の本?」と訊くので「首斬り朝よ」と教えて、見せてやった。景気良く生首がポンポン飛ぶのが気に入ったらしい。仕事場に持ってゆくと、自宅で「首斬り朝はー?」と探していたそうだ。

夜、帰ると「首斬り朝もっていったらだめでしょー」と文句言われた。娘!お前もこの作品の凄さがわかるかーっ。うん。

2004年1月

昨年アワーズの編集さんから1通だけファンレターを渡された。賛辞は一言も無く内容は要望書。「君の絵は、男が全部老け顔で歳がわかんないよ。年齢を書き添えてくれ」という内容。

正直に言う。おっさん以外の顔を描きたくない。ごつごつした岩みたいな顔じゃないと描いてて楽しくない。年齢を描くと読者がギャップに気付いて愕然とするからヤダ。ダブーもロベスピエールもカルノーも生まれたときからオヤジでいい。女も感情移入しにくいから描きたくない。「我狼伝」も「蒼天の拳」も女が出ると飛ばし読みするし。

ううう・・・ジョセフィーヌとレティッツィア以外の女はなんとかパスできないものか。スタール夫人くらいなら、林マリ子あたりをモデルにしてなんとか・・・みたいなー。

マイ・ゴッド

金が無いので普段は乗らないが、どしゃ降りで、終バスも終わり、仕方が無いのでタクシーを使った。折角だから情報を仕入れようと思う。

「実は僕、漫画家・・・の手伝いをしているんですが、この辺に漫画家サンとか住んでいるんですかね。」

少し前に、やなせたかしが小平にいると聞いたので、アンパン御殿が見られないかと思ったのだが、

「あー、亡くなったけど、『子連れ狼』の人がいたなぁ」

「えええっ、小島剛夕・・・(神)がいらっしゃったと!毎日一回はあの人の漫画読んでいますよ。」

「しょっちゅうお酒飲んで酔っ払ってて、面白い人だったよー。」

聖地に住んでいたとは知らなかった。でかい家らしいから、暇になったら探してお参りしよう。」

教育しろ

娘に遅れること一月生まれの近所の子は、3歳のみそらでひらがな、カタカナをマスターし、しっかりとデッサンのとれた絵手紙を書くという。すごい。

妖怪と怪獣と恐竜と爆竜の名前ばっか憶えて、字も読めず数字も17を2度数えて18以上が判らないうちの馬鹿オタク娘ときたら。

「タツキちゃーん。「あいうえお」の次はなぁに?」

「かきくむぺ」

ああーっ惜しい、「じゃ、その次は?」

「はけはじぶじゅべ」

偉大な関根勤

テレビで関根勤が藤岡弘の物真似で「やぁータモリさん」とやったところを娘が見て「仮面ライダーだ!」と言った。

藤岡ライダーは第一話とサボテグロンの回を見ただけと思ったが。

果たしてモノマネを理解したのか、藤岡弘と思ったのか。謎だ。

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