日記8

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7月15日 デザインと技術のニッサン

カルロス・ゴーンが社長になって、日産が業績を伸ばしている。新しいスカイラインもフェアレディーもなかなかカッコイイ。ここは株を上げたゴーン氏のイメージを使ってCMして欲しいな。

ゴーン氏の顔がどんどんアップになって、鼻の穴の中にカメラが入ると、車が組み立てられていて、完成して飛び出して来る。

ゴーン氏がCGで車に変形。

7月10日 プロジェクト・アンツ

狂気夫人はゴキブリとアリが大嫌いだ。幼い頃、舐めかけの飴やとっておいた八橋をアリに食われた恨みをまだ忘れていない。

長年にわたる狂気夫人のアリ飼育禁止令に逆らって、ついにアリを飼い始めた。丸ビンに最初土を入れてアリを放す予定だったが、さすがに面倒くさくなって巣にいきなりスコップを入れて、土もアリも一緒くたにビンに放り込んだ。

部屋に戻って見ると、無造作に入れたもんで、地下に大空洞ができている。何匹ものアリが地上から地下に掘る一方、洞窟に閉じ込められた9匹のアリが必死に地上目指して掘り進む。「海峡」の高倉健か「デイライト」のスタローンみたいだ。1時間かけて9匹は地上に達した。感動した。

狂気夫人はオレのアリ帝国を見て言った。「逃がしたら殺すわよ」

…どっちを?

7月4日 バルーンファンタジー

娘をゲーセンの金網の中で無数の風船が舞っているバルーンファンタジーに入れたところ、大泣き。以来、風船に怯えて近づかない。ではシャボン玉を作ってやろうと、リンス・シャンプーを溶かしたところ、すぐ割れてうまく膨らまない。

そういえば「ムーミン」でヘムレンさんが「ニカワを入れるといい」と言っていた。要はベタベタするものなら良いんだろう。で、オリゴのおかげを入れたところ、膨らむどころか、割れたシャボンの皮が家具にベタっとぶら下がるほどの強度。どんなもんだい。アニメは役に立つなあ。

女房が迷惑そうなので、外に向かって飛ばす。娘はすぐに飽きたらしく見向きもしないが、つぎは蜂蜜でまたやろう。

6月29日 秋葉原Kブックスにて

「青年ナポレオン」の資料を返しに潮出版に行く。(まだ借りとったとは)

途中本屋に寄った。新刊が出たらしく「甲殻機動隊」の山がKブックスの真ん中にできていた。「すげーな」と思いつつ、結局買ったのは「Eカップ刑事 くるみ」。オタクっ気抜けたなぁ、おれ。

ちくま文庫から「海野十三集」がでた。どこも出してくれなかったら、いずれ自分で漫画化して、それを契機に復刻でもされないか、とでも思っていたのだが。ありがたい、これで「震動魔」も「ふ囚」も「三人の双生児」も図書館の倉庫出しを待つことなく読める。これを機に全集を復刻してほしい。

6月27日 まことに残念ですが

持ち込み用の原稿「アトミックカフェ」を描いて編集部に送った。持ち込もうかとも思ったが、押しが強い方でもないのでべつにいいか。

大学時代に初めて出版社に持ち込んだ。「ビッグコミック・オリジナル」だった。書生っぽい編集とロビーで会った。編集が「うちの漫画では何が好きですか?」と訊いた。

適当に青年誌を選んだだけで、読んだことはなかったので困った。今考えれば困ることはなかったのだが、その時は機嫌を損ねるとマズイと思った。知り合いが「オリジナルなら『パイナップルアーミー』が面白いですよ」と言ったのを思い出して、「パイナップルアーミーです」と言った。

そのあと浦沢直樹のウラ話を聞かされ、原稿は持ち帰りになった。ウラ話はお土産だったのかな。

図書館で「まことに残念ですが」という本を借りた。今は名作と呼ばれる作品に対する不採用通知を集めた本だ。選外だったらこれをはげみとしよう。

「寒い国から帰ってきたスパイ」 ジョン・ル・カレ …将来性ゼロ

「白鯨」 メルヴィル …なぜこれがアメリカで好評を博しているのかまったく解せません。

「タイムマシン」 ウェルズ …将来性のないマイナーな作家。一般読者には面白くなく科学知識のあるものには物足りない。

「クラッシュ」 バラード …この著者には精神科医もさじを投げる。

「戦場にかける橋」 ブール …じつにお粗末!

「トーンの無法者」 バロウズ …あえてハッピーエンドにする意味があるのか疑問。デヴァックも無法者も死んで終わる方が妥当。そこで夫人がさめざめと泣き崩れ、尼僧になる可能性をほのめかすというのはいかがかな。

「郵便配達人は二度ベルを鳴らす」 ケイン …あなたがいずれ作家として高収入を得んために良質な作品を書く努力をおはじめになるのは、時間の問題かと思われます。

「学校へ行くクローディーヌ」 コレット …10冊も売れないでしょう。

「蝿の王」 ゴールディング …アイデアは面白いが十分練り上げられていません。

「動物農場」 オーウェル …アメリカ合衆国では動物の話は売れません。

「炎の人ゴッホ」 ストーン …ある芸術家についての長ったらしく、さえない小説。

「詩集」 イエイツ …批評家連中がイエイツ氏はいずれ人気作家になるだろう、と言うのを避けているのがわかり、小生も安堵した。かくいう事態になれば小生もついに人類に絶望するであろう。…何があろうと再び1ページも読むつもりはない。…こんな詩に金を払う読者がいるとは信じがたい。

6月11日 近況

持ち込み用の原稿「ナイチンゲールの眠り」を描いた。

ある人物が、自分の信念に従って犯罪を犯すが、それを目撃された時のリアクションが分からなくて、半年ほどほっぽっていたネーム。

なるべく自然なリアクションが望ましいので、うまくできても誰も感心しないという地味なシーンなのだが描く方は悩まなくてはならないというのがめんどくさい。

引き続き「アトミックカフェ」の持ち込み用を描く。青年誌を意識したら、話がちょっと暗くなった。

図書館でエドモンド・ハミルトンを検索したら、けっこーあった。

キャプテン・フューチャーの「異次元侵攻軍迫る」「彗星王の陰謀」を借りる。一冊2時間で読める。

乃美の絵でこんな話が読めたら良いなぁ、と夢想。

勢いでフィリップ・K・ディックの「タイタンのゲームプレイヤー」を再読。話はムチャクチャだけど面白いなぁ。二転三転どころではない。

子供向けの本も借りる。

「ザロ博士の秘密」の金森達さんの絵が凄い。このフューチャーメンのグラッグ(ロボット)はキャプテン・フューチャー史に残る問題作ではなかろか。

ハヤカワ書店版の水野良太郎さんのかっこいいグラッグとスタジオぬえのへんなアニメグラッグの中間くらいかな。うふっ。

そう言えば昔、中一コースに載っていた金森達さんのイラストをおかずにしたことがあったっけ。主人公のお母さんが、誘拐犯に全裸で椅子に縛られていたカットだった。

レンタル屋で旧作が安かったので「人狼」(押井守)と「クラッシュ」と「IP5」を借りた。

「人狼」は乃美が珍しく褒めていたから。

「クラッシュ」は原作のバラードの小説「殺す」と「夢幻会社」を最近読んで、やたら面白かったから。

「IP5」は見てなかったから、なんとなく。同監督の「ディーバ」好きだし。

「クラッシュ」は面白かったけど、バラードの世界に慣れていないと「なんじゃ、こりゃ」だろな。

インターネットで古書店から本を買う。シェクリーやハミルトンが簡単に手に入るとは、便利。

ノアール出版からアトミックカフェの単行本(6月22日発売予定)の表紙が届く。今回の表紙は植ちゃんに手伝ってもらってパソコンで描いたのでキレイだ。ありがとう、植村くん。

「爆笑オンエアバトル」、アメリカザリガニとホームチームと華丸大吉が受かって万歳だが、CUBUが落ちて残念。

テレビで放送した「ロングキス・グッドナイト」見たら、けっこう面白かった。「ディープ・ブルー」で「復活」とか書いてごめん。ハーリン。拷問でイッキに記憶が甦るのは勿体無い気がしたが、ちまちま細かくやらないのがハーリン監督の味なのだな。

怒りのアフガン2

「第百生命」改め「マニュライフ・センチュリー」が解約にともない、積みたて金を返してきた。

が、総額210万払ったのに120万しか戻されていない。40万どころか90万も抜いてやがる。

「どーいうことか」と電話をかけると、経費や保険機構の取り分だと言う。詳細を言えというと、「あんたのデータは解約と同時に削除したから何も残っていない」そうだ。

支払いが遅れた月は、わざわざ支社まで払いに行った返礼がこれか。

今後、俺に保険の勧誘をしたやつはぶん殴る。

5月16日 娘とすごす

女房が、昼寝するので娘を見ておけと言われた。

最近つかまり立ちするようになったので、目が離せない。テーブルの料理を次々と叩き落したり、カセットテープやプレステのコントローラーをヨダレまみれにする。昨日はヨレヨレのスリッパをベロベロ舐めまわしていた。

仕事をしていて、ふと見ると、娘が女房の抽斗をあさっている。何かのケースをじゃらじやら振っている。こちらを向かせると口元から何本も安全ピンが飛び出していた。

お前は伊藤潤二のキャラか。

放っておくと安全ピンを食うことが判明したので、仕方なく娘と遊ぶ。

積み木で遊ぶことにした。しかし8ヶ月の幼児が、積み木を積めるわけもなく、当然遊び方は、親父が積んで、娘がそれを壊す、のくり返しになる。

30分も続けると、単調作業と化した。毎回まったく同じ積み方で6段重ねると、娘がニコリともせずに、真剣な顔でバッとなぎ払う。

「賽の河原」の話を思い出す。

賽の河原ゴッコに飽きたらしく、泣き出す。

抱いて寝かし付けろという事らしい。うちの娘はなかなか寝ないので大変だ。腰がやばくなるほど抱いて揺らして、やっとウトウトし始めた。

普段は手の親指を吸いながら寝るのだが、今日は足の親指を吸いながら寝入った。

器用だ。

5月9日 定年ギララ

コミティアにてサークル仲間としみじみ歳とったなぁと話した。

「マトリックス」を15年前にみたら喜んだだろうし、20年前に「第三の男」を見たときには、古臭くてつまらなかったが、去年見返したらえらく面白かった。

この日記も、とばそうという気が無くなった。面白くしようという意図が見えただけで萎えるのだ。こうやってギャグが描けなくなるのだな。「フリクリ」とか「ソウルテーカー」とか、アニメが、もぉオッサンには新し過ぎてついていけんよ。

5月1日 魔法の水

「総合住宅の者です。水質調査にまいりました。」と男がやってきた。

中に通すと、水道の水をとってなにかの液体を入れた。水がまっ黄色になった。

「ああっ、これはヒドイ。ほらこの表の一番悪い黄色よりもっと…黄色というよりだいだい色ですよ。」

男は浄水機のリースを勧めた。一日190円だそうだ。「いりません」

浄水機よりあの薬売ってくれないかな。オレもヨソ行ってやるのに。

4月27日 怒りのアフガン

「第百生命」がブッつぶれて「「マニュライフ・センチュリー」となった。年金を積みたてていたので心配したが、保険員が来て言った。

「年金はほとんど影響ありませんから続けてください。」

やがて契約移転の通知が来た。毎月もらえる年金は3分の1になっていた。冗談じゃない。すぐに解約手続きをとろうとするが、担当がでない。やっと捕まえると「ご在宅でしたぁ」(いたよ!ずっと)

解約となると、積みたて金の20%は返してはもらえない。「マニュライフ」は濡れ手に粟でオレから40万円を巻き上げる事になる。本来「どうも嘘つくことになってスイマセン」と菓子折りをもって謝りに来るくらい当然である。

ようやく、解約書が送られてくる。(この間も金は獲られ続ける)返信用封筒を見て怒りが爆発した。

『80円切手をお貼りください』

ふざけんな!こうなったら「行」を「御中」に書き替えないことでレジスタンスだ!思い知ったか、悪党!

4月20日 危険なロボット

NHK教育でロボットを扱った番組をやっていた。サイボーグからナノロボットまで。何人かの科学者がナノロボットの危険性を警告していた。なんでもウィルスのように自己増殖できるので、手が付けられなくなるものが出るということだった。

大学で習った工作機械の原理では、「工作機械は自分より精度の高い工作物は作れない」だった。要するに人間の手が加わらないと子から孫へと精度が落ちてゆく…という当たり前のことであるが、原子配列まで扱うナノロボットにはこの常識が通用しないのかも。

だが、それよりインパクトがあったのがエンディングで一瞬映った外国の「ロボットコンテスト」の映像。電動ノコを相手に叩きつけていた。外国のロボコンはすげーなぁ。

4月17日 セカンドビデオ

大連君のビデオが壊れたため、新しいのを買いに行った。

一万ちょっとと安いのがあったので、同じモノを2台買った。(このへんが貧乏人なのか金持ちなのかわからん)

大失敗だった。リモコンを押すと2台とも反応するのだ。

「だいじょぶだろと思ったんですけどね…」だって。SANYO責任とれ。対処法わかる人、教えてくれ。

4月6日 プリティはーと

乃美からメールがきた。

「壁紙にしてね」と絵が付いていた。なんだろう?キャラメルコーンのイチゴみたいだが、それにしては形が変だ。きっと奥さんの手作りのお菓子だろう。ハート型とは可愛らしい。どこかで見たような気がするが、あいにく今朝以前のことをなにも憶えていない。

ま、いいか。とりあえずカワイイので壁紙にしよう。

4月5日 デジカメの日

上野でデジカメを買った。小さい。軽い。玩具のようだ。タカラの「ブチショット」。動画だって14秒撮れるのだ。

翌日、娘がカワイイ形の○○○をした。あまりに良い形だったので、捨てるのが惜しい。さっそくデジカメで撮って、乃美に送った。デジカメを買ってよかったと思った。乃美もきっと大喜びだ…と思う。

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