映画6
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「クリムゾン・リバー」
いやーん残酷。山深い大学の村で生きたまま手を切られたり目をえぐられたりした拷問死体が発見され、ジャン・レノ刑事が調べに行く。 閉鎖的な田舎のいやらしさはあまり出さず、ミステリーが中心、かと思いきや、ミステリーのネタが田舎の閉鎖性にあった。 雰囲気は良い。ネタがわかった後半ダレる。犯人に魅力が無いからだろな。 |
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「AI」
キューブリック企画、死去、頓挫と思いきやスピルバーグ監督。どうしても考えてしまうのが、この甘辛い作品を、ロボットよりも無機質なキューブリックがどう撮るつもりだったんだろう?ということ。 スピルバーグ作品はピノキオをモチーフにしたヒューマンなやつ。ジュード・ロウがジミー・クロケットでロボット壊し屋が狐かな。後半の飛躍がSF短編の醍醐味。とんでもないところまで飛ばして、結局個人的な願いをかなえるという「ブラッドミュージック」あたりの流れにあるSFの定番をちゃんと映像化してくれたのは嬉しい。俺は好き。 |
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「ジーパーズ・クリーパーズ」
フランシス・コッポラ製作のB級ホラー。23年(だったかな)間隔で人間を襲い生き続けている怪人のお話。開き直ったような「IT」のパクリだが、内容は「激突」と「ターミネーター」の警察署を襲うシーンをアレしている。 旅の途中で姉弟が出会った恐怖ということで、ストーリーから見え隠れするバックボーンなんてのも無く、見た後、何も残らない映画だ。主役の二人がやたら怖がるので、それなりに緊張感はあったが、ワビサビはまったく無い。ぐー。 |
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「ヴィドック」
17世紀半ばのパリ。奇怪な死亡事件を探偵ウィドックが追う。が死んじゃうので、彼の伝記作家が後を継いで事件を解決しようとする。 「デリカデッセン」「ロストチルドレン」の特撮監督が撮ったそうですべてのシーンが特撮に見える。 実在した探偵を凶暴なデブ、ドパルデューが演じる。いいなぁ。 後半、数百年行きつづける錬金術師の話が出たあたりから現実離れして、評価が分かれるだろうが、僕は怪しくて好きだ。 |
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「ジェヴォーダンの獣」
長いよ。B級モンスター映画にしたくなかったらしく、空だの海だの、結構長々と映す。音楽ながして。抒情感・・・ 「ジョーズ」みたいな、B級モンスタームービーにしてくれ。ストーリーだの、オチだのいらないのに。途中寝ちゃった。 最初のほう面白そうだったのになぁ。最後だらだらやりすぎたね。 |
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「ハムナプトラ2」
こりゃいかん。前作は面白かったのに。すごく会話が薄っぺらだし、展開も退屈だ。 「レイダース・失われたアーク」はよくできていたんだなぁ・・・などと思ってしまった。 ロンドン市街をミイラが駆け抜ける場面は良かった。あとは、なんかドタバタしてるだけで。 前作の悪役も情けなくなっているし。あーあ。 |
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「ショコラ」
まじめで、頑固で、みんなの手本になろうと禁欲的生活を送る貴族が悪役なのだ。べつに最後に叩きのめすわけではないのだが。ちょっと応援した。現代社会では禁欲は悪徳だ。 甘いラストだが、登場人物がみんな納得のいく行動をしていて良かった。 保守的な田舎に越してきた母娘がチョコレート屋を開業。周囲の反発を受けながら、村人を幸せにしてゆく。たまにはこういう映画も見ないとね。 |
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「陰陽師」
ビデオが人気があるので、一週間レンタルだけど、三泊四日で返してだと。なんの術がかかっているのだ。 野村万斎の顔が変だ。主役やっていいのか。ずっと笑って見えて緊張感が無いが。真田広之はかっこいい。見所のはずの特撮がしょぼい。特に真田の相棒のカラス。どうしたことだ。 真田が頼りにしていた悪霊が小泉今日子によろめいて復讐を忘れ、真田が必死で引き止めるシーン・・・ギャグかな。「トムとジェリー」で同じような場面があった。 DVDのCMで「特典映像、万斎!」を連発されて、もう主役の名前を忘れません。 |
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「アンブレイカブル」
暗い。ブルース・ウィルスが。ずーっと囁く、というかぼやいている。 オープニングの女を口説いて失敗する、居たたまれないほど格好悪いリアルさ。でもって、ウィルスが実はアメコミのヒーロー(ではないか)というお話。 ナイトシャマラン監督は「シックスセンス」に引き続き、映画ファンを驚かせる。(驚いた。) 次の「サイン」も楽しみ。 |
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「猿の惑星・プラネット・オブ・ジ・エイプス」
猿がよく動くので楽しい。デザインもかっこいいし。 世界を変えるみたいな戦いのはずなのに、小競り合いにしか見えないのは、時間の制限上仕方ないか。「ナウシカ」も村を救っただけに見えたし。人口もそんなに多くないよな。 仲間内では不評この上ないが、僕には好評。 |
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「回路」
黒澤清監督のホラー。ネットの中でお化けが生まれて人間を襲いだすのかと思ったら、なんかネットと関係ない話になって。なんだろ? 手塚治虫の漫画であの世の幽霊が人口過密になって、この世に溢れ出してくる話があった。ロバート・マキャモンの「幽霊世界」も。そんな内容。でも話に一貫性が無いような。こけ威し演出を控える監督なので、話の総括が怖くないとどーも。「CURE」の方が良かったかな。 女のヘアースタイルがみんな似ている。ロングショットが多いので外見を変えて欲しい。おっさんなので、アイドルの見分けがつかん。 |
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「スターリングラード」 「プライベート・ライアン」の冒頭と、体験するならどっちがイヤかな…で言えば間違いなくこっちがイヤ。軍用列車に極限まですし詰めされて、外からガチャン南京錠かけられて、やっと着いて戸が開くと目の前は地獄絵図。思わず後ずさりする新兵達。「降りろ降りろ!」蹴飛ばされて行くと、二人に一丁銃を渡されて、「前の奴が撃たれたら、後ろの奴が銃を拾って戦え!」で、機関銃にみんなでわーっと突っ込んで行かされる。 いやーっ。実際の攻防戦では飢えも相当なもんだったらしいけど、この寒さと汚さと痛さだけで十分。羊飼いの男が名狙撃手となり、後半は松本零士の男の世界…ドイツのライバル狙撃手との戦いになる。フルシチョフ(B・ホスキンスが似ている)がここを指揮したのは本当かな。そーか、スターリンの名前がついているから獲られるわけにはいかなかったんだ。こわーい。 |
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「キラー・スノーマン」 パッケージの裏のスチール写真を見て脳が痺れた。雪だるまが自動車を襲っている。眉が怒っている。 38人も殺した殺人犯を乗せた護送車が、遺伝子研究所のトラックと衝突事故。特殊な酸性液が殺人鬼を溶かした、と思いきや彼は殺人雪だるまに変身した。次々と殺人を犯す雪だるま。田舎町の保安官はなんとか倒そうとするが、いったいヤツの弱点はなんだ? 脚本も演出もC級。でも期待どうりだからいいもん。あ、弱点が熱だと思った人、ハズレ。ヤツは溶けて水になって、ドアの隙間から侵入してまた再生したりする意外と強いのだ。いくらナンでも、それじゃあねぇ。できればもっといい演出で見たい。ティム・バートン、次はこれをリメイクしろ。 |
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「ラビナス」 アメリカ・メキシコ戦争の最中、カルフォルニアのスペンサー砦に駐屯することになった男。雪深い山中にポツンと10人で暮らしているところへ、男が助けを求めてくる。遭難した旅人で、山中の洞窟で6人がお互いを食って生き延びているところから逃げ出してきたと言う。彼らは生き残りを救助に向かう。 これはマジに面白かった。サスペンスだが、軽快に進むのでコミカルですらある。食人を扱っているのに、忌まわしく感じさせない。食人をすると強くなるというアイデアのおかげだろう。ロバート・カーライルにガイ・ピアース、ジェームズ・ジェフリーと俳優も良い。 |
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「ハンニバル」 ネタバレなので未見の人は読まんでくれ。ラスト15分がエグイと聞いていたので、てっきり「こりぁクラリスが生きたまま食われるんだろな」と期待してみてたら、なんだこいつか。ちょっとガッカリ、ちょっとホッだ。生きたまま脳をいじるシーンも、昔ワイルダー・ペンフィールドのドキュメンタリーを見て「いつかやろう」と思っていたので、あー残念。 前作の「塀の中のシャーロック・ホームズ」という魅力的な設定が使えなくなったのが痛い。前半怪物としてキャラを立てているが、後半で変質者金持ちに捕まってしまう。レクタ―ならこれくらいの危機は自力で乗り越えて欲しい。ラストも、助けてもらった借りがあるんだろうけど…やっぱり自己犠牲って柄じゃないだろ、レクタ―は…クラリスの手を切れ。と思った。 金持ちがクラリスに「君は私の顔を正面から見据えるのに、神の名を口にすると身を引くんだな」と突っ込むところがよかった。 |
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「ネオバットマン」 黒澤輝夫監督作品。自主映画でこのデジタル時代になんと16ミリフィルム撮影で、役者がNGを出すたびに湯水の様に金を食うという緊張感の中で撮影された。約80分。おおー、すげーぜ。燃える。 狂信的なまでに正義を守るバットマンと、ちょっと彼に不信感を抱くロビンが、悪人「鳩の足切り男」と対決する。オープニングでバットマンとロビンの出会うシーンも見れて、これが格好良いーっ。(笑い) ここまで馬鹿な内容にこれほどの時間と労力をかけられる人間が世界中に何人いるだろうか。年くってギャグを受け付けにくくなったが、気狂いスーパーヒーローたちの異常な行動を覗き見るような突き放した演出にやられた。ラストまで面白いなー。 自主映画ならではの「うわ、この役者、こんなことやらされてるよー」という笑いもふんだんだ。 はやくどこかで上映会開いてくれ。 |
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「銀河の魚」 30分のOVAなので(それとも劇場公開したのかな…知らん)本来ここには書かないジャンルなのだがあまーーーりに素晴らしいので書かせて。 たむらしげるイラスト・脚本・監督。シチューのCMやニュースステーションのオープニングのアレ。これがもう「ファンタジア」の中に混じっていても不思議じゃないほどのでき。・・・いや、セリフがあるから正確には混じっていると変なのですが。とにかくオリジナルのアートってこと。 フープ博士が星を観測していると、大熊座の下に新しい星が現れ、大熊が不気味な巨大魚の姿になる。魚は銀河を荒らしまわり、星を襲い始める。博士は魚を退治するために孫と船出する。 たむら作品は「ファンタスマゴリア」「クジラの跳躍」も見たが、これが最高。 |
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「グリーン・デスティニー」 格調高雅、意趣卓越。アクション映画は本来こうあるべきなのに、誰もこう作らなかったのだ、という気にさえさせる。 すごいアクションをなに気に撮っているので、ホントに空をびゅんびゅん飛べる人がいるのではあるまいか、中国だし。と、思うほど。しかもそのカメラ、突き放すように撮ったかと思えば、飛ぶ人間を執拗に追いかける。いったいどんなクレーンを使って撮影したのか。 あまりに美しい画面に、思わず文芸物かと思い込むとこだったが、あくまでアクション主体のストーリー。(これでいいのかと言いそう)…これはやっぱり『すごいアクション映画』なのだなぁ。 ただしカミさんはワイヤーアクションが軽そうなので「ジャッキーの方がいい」そうです。 |
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「2999年・異性への旅」 地球から遠く離れた男だけの惑星で地球征服の計画を立てている。感情を持たず、知性ばかりを発達させた宇宙人たちの最初の目的は、地球の女を妊娠させる事。立体映像相手にシミュレーションをしている。 『相手の香水と靴を褒めよ!』 「いい靴だね」「ありがとう」「挿入して良いですか?」 『素晴らしい、10秒でセックスに持ち込んだ』 …最優秀のエリートが地球へ向かう。旅客機とUFOが接触。衝撃でパニックの機内に、人間のフリをして現れた宇宙人が「いい香水ですね」と何事も無いかのように女を口説く姿が可笑しい。 後半、宇宙人が地球の女に惚れて人間っぽくなると、笑いは減ってラブストーリー。がっくし。事故調査官のジョン・グッドマンと奥さんのやりとりや、ベン・キングスレーの真面目演技が面白い。 |
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「ファイナル・ディスティネーション」 修学旅行のパリ行きの飛行機を出発直前に下りた7人。直後に飛行機が爆発。九死に一生を得た7人だったが、その後死に追いかけられる様に、次々と事故死して行く。 着想は好きなのだが、話に説得力が無く、演出が大げさ。これでもかと痛い死に方を見せる。おかげで安っぽい。さりげなさはハリウッドでは美徳ではないのか。60分くらいの短編で、演出を押さえれば怖くなると思うのだが。倒す相手がいないのは怖いもん。どうやっていいか判らないし。また相手がいないから長編映画になりにくい。 飛行機事故で死んだからって、J・デンバーの美声を、死の予兆に使うとは…。日本なら坂本九なのか。 |