映画ギャラリー7
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「Mr.インクレディブル」
スーパーヒーロー万歳。ヒーロー映画はこうでなくっちゃ。悪の秘密基地の描写が無駄に長い・・・が、そのカッコイイこと。レトロぶりが007そこのけ。 落ちぶれたヒーローが、あの頃よ、もう一度と暴れまわるアクションの気持ちよさは、ちょっと涙ぐむくらい。鉄人28号も、こんな風にリメイクしてくれればよかったのに。理屈こねやがって、ぶつくさ。 ブラッド・バード監督、実写で「キャプテン・フューチャー」作ってくれませんか。 |
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「フレイルティー(妄執)」
こわいこわい映画。 子供思いのやさしいパパが、ある日「神の啓示を受けた」と言うて、いろんな人を誘拐し、子供の目の前で斧で惨殺する。 でもやさしいパパは「正しいことをしているのだ。お前も手伝え」と子供を諭す。それを子供の視線で描く。 友達の黒沢輝夫みたいだ。いや、彼の映画みたいだ。 オチは・・・まぁ無難な線か。 |
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「アイデンティティー」
まぁ、こんなオチ、筒井康隆の小説では読んだ気がするが、映画では見たこと無かった。あっとおどろいたな。 とあるモーテル、嵐の夜、いろんな人々が集まる。偶然集まった人々のはずが、実は理由があって・・・で、一人づつ死んでゆく。 演出がうまいなー。刑事が着ている服に、弾の跡なんかあるのは、ぎょっとするな。交通事故に遭った女を、素人が縫うシーンはブルブルしちゃうのだ。 |
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「マリー・アントワネットの首飾り」 主人公の女、名門の家柄だったが、市民運動を応援したため財産を没収され、親を殺された・・・が家を取り戻すため、フランス革命前夜の「首飾り事件」を起こす。 要は個人的目的のための金目当ての詐欺なわけで、「かわいそうー」っぽく描いてあるが、同情したくもない。はた迷惑な女だ。ドラマの核がこれなので映画自体がちょっとイタい。ジョナサン・プライスにC・ウォーケンといい役者が脇を固めている・・・無駄に。 |
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「ポピーザぱフォーマー」
映画じゃないけど。キッズステーションでやってたCGアニメーション。ずっと前にケーブルTVの乃美に見せてもらったが、ようやくまとまった本数が見れた。 いやー、面白いなぁ。こんな面白いアニメあったんだなー。セリフが無くて、決まった世界で、決まったキャラたちがシュールな事件を巻き起こす。催眠術で鳥になったり、パントマイムで壁を出したり一輪車が宇宙まで届いたり。 2歳の娘も毎日「うさぎ見るー」と喜んでいる。親父よりはるかにセンス良くなる・・・かな。 |
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「スリングブレイド」
精神障害者を扱った映画で暗いテーマが入っているが、上等の娯楽性があるので気は重くならない。主人公の精神病院帰りの男が飄々として、見ていて気持ちが良い。最初、男が病院を出て、行くところが無くて戻ってくるあたり、アメリカの福祉政策はどうなっているのだ、と首を傾げる。 精神障害がテーマではない。あくまで人間の良心と社会性のせめぎ合いがテーマ。主人公が健常者でも同じ話は成立するのだ。ただ許容しにくくはなるが。 面白いです。 |
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「シャドー・オブ・バンパイア」 サイレント映画の傑作「ノスフェラトウ」は実は本物の吸血鬼が出演していた・・・という話。 監督のムルナウが吸血鬼に「主演女優をくれてやるから」と密約を交わして出演を頼む。他の出演者とスタッフには「少々変わった俳優だが、役になりきっているので・・・と嘘を。だが次第に皆も真相に気づきだし・・・ こう書くとサスペンスと笑いが一杯のエンターテイメントっぽいが、文芸調で話はノロノロと進む。つまらなくは無いが食い足りない。吸血鬼には娯楽を追及して欲しい。 |
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「ギフト」 ケイト・ブランシェットが3人の子供を抱えた透視能力を持つ女占い師。「エリザベス」や「ロード・オブ・ザ・リング」の女王より生活に疲れた顔が似合っている。 田舎の殺人事件を解決する話だが、サム・ライミ監督とは思えぬしっとりした地味目の演出。「違うだろ」とは思うのだが良作なのは認める。 ドメスティック・バイオレンスを振るう田舎親父、こんなどーでもいい役をなぜキアヌ・リーブスが受けたか謎。 |
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「インビジブル」
H・G・ウェルズ作「透明人間」の現代版。裏庭発明家から国家計画になっている。 前にコリン・ウィルソンが「透明人間」の薬を犯罪にしか利用しなかったのはウェルズの想像力の欠如を示すと指摘した。ウェルズの想像力が足らないと言うやつが世界に何人いるだろーか。オレも犯罪以外に思いつかん。 天才科学者の透明人間は心がねじまがり、完全なモンスターと化す。それをなんの同情も無くやっつける、原作とは似つかぬ怪物ホラー映画。テーマに関係なくクライマックスは大爆発。相変わらずわびもさびも無いバーホーベン監督。ある意味かっこいい。 |
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「ザ・セル」
精神分裂病(最近病名が変わった)の連続殺人犯を逮捕。だが意識が無い。このままでは最後に誘拐されたままの女が死ぬ。んで、サイコダイバーが犯人の意識にもぐって被害者の居所を聞きだす。 夢をテーマにした作品だから、夢から始めたい誘惑はわかるが、もはや、やめた方がいいと思う。意識の中のシーンはヘルレイザー2にやたら似ている。夢のシーンがやたら夢っぽい。コマーシャルかプロモーションっぽいのだ。どちらかというと、夢を現実っぽく撮ってほしかった。 ジェニファー・ロペスの美しさと、衣装の艶やかさが印象に残る。 誰か「狂夢日記」を映画化してくれ。 |
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「隣のヒットマン」 コメディーなのに、「もったり」とした感じ。隣に殺し屋が引っ越してきた、という設定なら、もっとストーリーの進めようがあるだろ。 せっかくの設定を「主人公の歯科医が隣人をマフィアに売るか、どうか」なんてことに使うからバタ臭くなるのだ。殺し屋のブルース・ウィルスにバンバン行動させればいいのに。 唯一面白かったセリフは 歯科医「痛みは最小限ですます主義だ。」 殺し屋「俺もさ」 |
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「ラマになった王様」
ディズニーの軽快なアニメーション。乃美に薦められて見たが、素敵だ。主人公の王様の性格の悪さがイカしている。もちろん最後は改心するのだが。 最近のディズニーにしてはドタバタに枚数をかけて作品全体のバランスを危うくしたり・・・そういったところが、かえって愛着を湧かせる。 インカ風美術の素晴らしさとあいまって俺の中ではヒット。 |
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「モンスターズ・インク」 傑作。 クローゼットのモンスターが子供の悲鳴エネルギーを集めるため、会社を作っているというアイデアが秀逸。もしかして元ネタはアシモフのヒューゴ賞作品「神々自身」では? 無駄もなく、繰り返し見ても面白く、ラストは目が潤む。NGシーンは個人的にはいらないと思うが、いい年して、アニメでウルウルしているおっさんの目を乾かす間を作ってくれたんだろう。ありがとうピクサー。 |
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「メメント」 強盗に奥さんを殺され、ぶん殴られた男。事件前の記憶はあるが、その後は10分前までの記憶しかない。メモリーからハードディスクに移せないってことか。だから必死にCDを焼くみたいなーっメモを取ってフォロー。でもそのメモがどこまで信用できるやら。 時間をどんどん遡る。最初に奥さんの復讐を果たし、それが本物だったかどうか・・・を検証する。大変テクニカルな映画で見ているほうも結構混乱するが、実験的作品なのに映画として立派に成立している。ただキャラものではないので、映画として愛せるか?と訊かれると、んーっ「そういう類の映画ではない」としか言えん。 |
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「フロムヘル」
いつか描いてみたい個人的なヒーロー「切り裂きジャック」の映画。実際の犯人はヒーローとは程遠い、自己愛の強いみじめなコンプレックス男だったとは思うが、自己表現のための殺人の先鞭というのは確かだ。 透視能力のある刑事と猟奇犯罪者と、その裏に見え隠れする英国王室がらみの陰謀という、ディーン・クーンツが書きそうな話だが、これまでいろんな人が推理したジャックの正体をいろいろ取り入れて破綻なくできている。中心になっているクラレンス公梅毒死亡説は1960年頃「アウトサイダー」の作者コリン・ウィルソンがとある脳外科医から聞いた話。この説が出たときはイギリス中が大騒ぎになった。被害者の名前を知っていて先が読めても、面白かった。やっぱり猟奇はわくわくする。ジョニー・デップ、イアン・ホルムは相変わらず巧い。あと巡査部長のデブが無駄に良い演技。 |